ぎふ花と緑

花き生産者(池田町)

フランネルフラワー、オージープランツ、カルセオラリア他
渡邉祐一さん
“生きもの”の、育つ過程や変化を楽しむ
 揖斐郡池田町にビニールハウスを構える渡邉祐一さんは、鉢花や苗物を中心に約20品種を栽培しています。
 岐阜県で生産が盛んな「フランネルフラワー」を軸に、主にオーストラリア原産の植物「オージープランツ」、ぷっくりふくらんだ形が不思議な「カルセオラリア(キンチャクソウ)」などを育てています。
 ハロウィーンの時期には「ソラナムパンプキン」、正月には「ハボタン」など季節ものも幅広く栽培。カンガルーの手のような花を咲かせる「カンガルーポウ」など、珍しい品種にもチャレンジしています。  3連棟のビニールハウスと露地で栽培し、年間5万鉢ほどを出荷。岐阜花き流通センターを通じて全国へ届けられています。  渡邉さんは年ほど前に自身で開業しました。
 花への興味を持ったのは小学6年生のとき。農園からほど近い池田小学校の校内で、園芸好きの先生が育てていたさまざまな植物の世話を手伝ううちに、自然と植物が好きになり、「花農家になろう」という思いが芽生えたそう。
 県農業大学校で農業の知識を深め、花農家に。今では母校の児童らが見学に訪れることもあります。
 「花が咲くまでの過程が好き」と渡邉さん。植物は種類によって、生育の仕方も期間も異なります。生産者になって難しさがある一方、植物ごとの生育の違いや変化を、より一層楽しむことができるようになったと話します。  栽培で意識していることは「強く育てる」こと。消費者の手元に届いたときに枯れにくく、環境の変化があってもへこたれないよう、水の量を調整して、少し厳しめに育てています。
 花を買い、育てる人が長く楽しめる。花や緑のある暮らしを始め、まだ慣れない人も育てやすい生産を目指しています。  「花も生きもの。家に生きものがいると、ちょっと気分が良くなるというか。切り花でも鉢花でも良い。鉢で咲いた花を切って飾るのも一つ。変化や過程を楽しんでほしいです」。 
 枯れるのも自然な変化。それほど気負わずに迎えられる花や緑を、暮らしに取り入れてみてはいかがでしょうか。 揖斐郡池田町上田33-1  

FOLLOW US