ぎふ花と緑

丸富園芸(富加町)

マーガレット他
河野将基さん
多品種を栽培、消費者に選ぶ楽しみを
 富加町でマーガレットなどを栽培する丸富園芸。ラナンキュラスやカラジュウム、ポットマム、ポインセチアなど、季節に合わせてさまざまな品種を育てています。ビニールハウス7棟約500坪、露地1000坪ほどを所有し、年間約20万ポットを出荷しています。  マーガレットは品種が実に豊富で、丸富園芸でも1つのハウスで20種類以上を栽培。新品種がどんどん出ており、開花から時間が経つと色が変わってコントラストができるという、変わった品種もあります。花が落ちないことから受験生への応援にも人気です。  丸富園芸は将基さんの父が50年ほど前に始め、平成に入ってから法人化。2023年に将基さんが社長になりました。
 将基さんは子どものころから継ぐ意識はありつつも、車に目覚めて整備士の資格を取得して就業。家族もできました。忙しい日々の中、自分が幼いころは家族がいつも近くにいたことを思い出した将基さん。子どもと過ごす時間を増やしたい、そして自分が継がなければ会社がなくなってしまう、といった思いから、家へ戻ることにしました。
 自然相手ならではの、天候の変化や品種の違いによる難しさ。「つるっとうまくいった年はない」と話す将基さんですが、多くの消費者が手に届く価格で、安定した品質と量を出荷することを目指し、生産を続けています。  マーガレットの品種の多さを生かし、2種、3種を組み合わせた寄せ植えの鉢づくりにも力を入れています。  花を咲かせる時期や丈の高さ、葉や茎の固さ。すべて品種によって微妙に異なるこれらをうまく組み合わせ、美しい寄せ植えに仕立てていくのは至難の業です。それでも、お客さんに選ぶ楽しみを感じてもらうため、さまざまな組み合わせを同時に出荷できるよう、工夫を凝らしています。  鉢花は、花壇やプランターに自分で植える手間がなく、すぐに飾ることができるのがメリット。自分の気に入ったものを探し、選んでいくのも楽しい時間。慣れてきたら、自分で寄せ植えに挑戦してみるのも楽しそうです。

 「花は嗜好品と言われるけれど、生活に必要な衣食住の中に、自然と組み込まれるといいな、と思います。まずは気軽に飾ってみてほしいです」と消費者に向けてメッセージを送りました。

有限会社 丸富園芸
加茂郡富加町羽生1267
TEL 0574-54-3737
https://www.instagram.com/marutomiengei.ltd/?hl=ja

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