- シクラメン
- 三浦 綱彦さん
華やかに彩る冬の花

ハウスいっぱいに咲き誇る
赤、ピンク、白、黄色―。華やかな色に染まった花々。中津川市加子母地区のますだ農園では11月下旬、出荷のピークを迎えたシクラメンがハウスを埋め尽くすように咲き誇ります。

標高約700mの夏の冷涼な気候がシクラメン栽培に適しており、色や形が多種多様な約30品目を栽培。3万鉢ほどを出荷しています。

ますだ農園の三浦綱彦さんは、この道35年。「できる限り良いものを届けたい」という思いで栽培に向き合い、高品質で花持ちの良さが評判のシクラメンを作り続けています。

シクラメン栽培発祥の地
お隣の恵那市でシクラメンの栽培が始まって約100年。大正時代に恵那郡東野村(現恵那市東野)の伊藤孝重(こうじゅう)さんが県内初のシクラメン生産を始めたとされ、のちに栽培法を確立して生産者数が拡大。中津川市の阿木、加子母などに広がりました。「シクラメン栽培発祥の地」と刻まれた石碑も建てられています。

元はトマトを栽培していたますだ農園の三浦さんも、もとより花を作りたいと思っていたこと、花の需要の高まり、そして技術指導を受けられることを理由に、シクラメン栽培を始めました。

長持ちには光と温度がカギ
シクラメンの株持ちの良し悪しは、置く場所によってかなり違いが出るとのこと。重要なのは光と温度のバランスで、レース越しの光に温度は15度くらいが適しており、暑さが苦手なので、特に光が少ない場所では適温よりも低い温度の方が株は長持ちします。

花数が減ってきたり、下葉が黄色くなったりしたら光のよく当たる場所に移動させましょう。肥料の種類にもよりますが固形なら月1回程度。水は底面給水で、水が少なくなったら給水します。肥料も水も、あげすぎには注意が必要です。

お客さんから「よく花が咲いた」「長持ちする」といった声を聞くことがうれしいという三浦さん。「喜んでもらえることが励みになる。管理も楽しみながら長く親しんでもらえたら」と笑顔で話しました。
ますだ農園
中津川市加子母237