- アキギリ(ミライイエロー)
- 岐阜県中山間農業研究所
秋に花咲く岐阜県オリジナルの品目
アキギリの新品種「ミライイエロー」は、周囲をパッと明るく照らすような、オレンジがかった黄色の花が魅力。多年草で、9月下旬から10 月中旬の秋の季節にたくさんの花が咲きます。草丈は45㎝ほどで、鉢花や庭植えとして楽しむことができます。
岐阜県のオリジナル品目として、岐阜県中山間農業研究所中津川支所が育成し、2022年に開発された新しい花です(品種登録済み)。

東濃地域の花き生産の活性化
東濃地域では古くからシクラメン栽培が盛んですが、シクラメンは冬にしか出荷できないため、花き生産者の経営を安定させるために秋に出荷できる品目が望まれていました。
そこで、同研究所では2015年から、秋に咲く新しいオリジナル品目の開発に取り組みました。
注目したのは、県内の山間地域にも自生する花「アキギリ」。漢字では「秋桐」とあらわされ、その名の通り、秋に紫色の花が咲きます。この仲間の「キバナアキギリ」は少し赤みがかった黄色い花をつけ、アキギリよりも少し草丈が小さい品種です。

ミライシリーズ4品種、全国へ羽ばたく
こうして誕生したのが、岐阜県オリジナルのアキギリの品種。
白と紫の鮮明なバイカラー「ミライパープル」、淡い青紫色の「ミライブルー」、白とピンクのバイカラー「ミライピンク」。最新品種として「ミライイエロー」が育成され、ミライシリーズは4品種に拡大しました。
「ミライイエロー」は、他のアキギリに比べてコンパクトで、たくさんの花をつけることが特徴です。生育は旺盛で、半日陰を好み、寒さや病気に強く育てやすいです。ただし、水切れしやすいので水やりには注意が必要です。
岐阜生まれのミライイエロー。これからさらに、全国へ羽ばたき、見る人の心を明るくしてくれるでしょう。
岐阜県中山間農業研究所
中津川市