- ミニバラ、ツルバラ他
- 古川 正敏さん
感動を届けられる花づくり
瑞穂市にある新月バラ園では、ミニバラやツルバラのほか、観葉植物などさまざまな花きを育てています。「HITAX(ハイタックス)」のブランド名で、全国の市場やホームセンター、園芸店に商品が届けられています。
現代表の古川正敏さんの父が1960年に創業。バラ苗、切り花の生産を経て、30~40年ほど前から、ミニバラやツルバラといった鉢物の生産を増やしてきました。
その後、観葉植物、葉ボタン、松などの栽培にも着手。時代に合わせて柔軟に変化を続け、今ではバラに留まらず、さまざまな花きを栽培する農園となりました。
同園の商品を見ると、見る人が思わず目を留めてしまうような工夫が凝らされているのがわかります。
ツルバラがハート型に仕立てられていたり、ミニバラがその花色を引き立ててくれるような淡いカラーのバスケットに入れられていたり。
誰かを思いながら贈り物を探しているときや、自宅に少し彩りを加えたいと思ったときに、選ぶのがわくわくしそうな商品ばかりです。
「ただつくるだけでなく、お客さんに感動していただけるようなものをつくりたい」と古川さん。
誰もが忙しい日々を送る中で、花をめでることや、庭で園芸を楽しむ時間を取ることは難しくなってきています。
それでも「花は心を豊かにする。子どものときに家族と一緒に育てたりすれば記憶にも残る。プレゼントしたい、家に飾りたい、そう思ってもらえる花を届けられたら」と思いを込め、花に向き合っています。
母の日のプレゼントでも、花を贈るなどの「モノ消費」から、ともに食事を楽しむといった「コト消費」へと移り変わっている現代。
こうした変化に「この業界ももっとのめり込んでいかないと」と考えた古川さん。農家が生み出せる、人々が過ごしたい空間、体験したい時間とは何か―。
そして2019年、観光農園「はなのかファーム」を発足。イチゴを栽培して、イチゴ狩りとカフェ事業を開始しました。現在、県内外から多くの人が訪れています。
「お客さんに来てもらえること、反応が見られることが楽しい」と話す古川さんの頭の中には、さらなる構想もある様子。
地域のオンリーワン農家として進化を続ける新月バラ園に、まだまだ目が離せません。
新月バラ園
瑞穂市田之上345
TEL 058-328-4611
https://hitax.co.jp/
